「バイナリー投資:返金応じず被害急増 海外業者野放し」
という記事が、毎日新聞に出ました。
ドルやユーロなどの外国通貨について
相場の高低を予想して売買を行う
「バイナリーオプション」と呼ばれる
金融取引を巡り、
全国の消費者センターへのトラブル相談が
7月から急増していることが分かった。
国民生活センターによると、
2012、13の過去2年度は全国で数件、
約10件だったが、
今年度は7月だけで約180件に上り、
8月はそれを上回るペースという。
金融庁は取り扱う業者を登録制としているが
インターネットで参入してくる海外業者には
実効性が乏しく、事実上野放しの状態だ。
出典:毎日新聞 2014年09月02日
バイナリーオプションは、為替相場で
数分後に円高か円安かなど二者択一で
相場を予想し、
予想が当たれば投資金額の
1.7~1.8倍程度の配当があり
外れれば、没収される仕組みです。
ギャンブル性が高い事から、
昨年8月より、金融商品取引法
(金商法)で短時間で予想する
取引の規制が入り、
国内の登録業者では、5分、10分
といった短時間の予想による取引が
出来なくなって、魅力が薄れました。
ここに目を付けた外国の業者が、
日本語対応のWebサイトなどで
積極的な勧誘を始めたので
取り組む人が急激に増加しています。
実際、外国の業者では
1分、5分、最短では30秒の
予想もあります(゚д゚)!
時間が短いほど予想しやすく
魅力を感じるのは当然です。
但し、短時間な物ほど還元率も低い
というルールになっています。
ところが、お客の損失=業者の利益
という収益構造の為
不正をしている業者=詐欺業者も
存在します。
その主な手口は
1.為替レートをお客が負ける様に
操作する。
2.大きく勝っているお客には
出金要求に色々理由をつけて
応じない
3.出金要求に応じない
4.口座が凍結されたり、急に
サイトが削除されてしまう
というもの
ただ、国民生活センターに相談している
人の中には、ルール通りに取引を
して負けたのに詐欺だと騒いでいる人や
外国業者には、ボーナス制度が
あるところが多く、一定額以上の
入金に対して、何%かの金額が上乗せ
される場合があるが、
その出金については、取引回数や金額に
より規定があり、これをよく理解せず、
出金できないと騒いでいる人もいる。
そもそもこの様な問題が起こるきっかけは
国内登録業者に対する規制強化
私は、本来自己責任である投資に対する
損失に国が介入し、
損失が出やすい投資を規制する様な
やり方が、日本人の投資リテラシーを
低くしていると思う。
やり方が、日本人の投資リテラシーを
低くしていると思う。
詐欺業者は犯罪であり、大きな問題だが、
本来、投資は業者選びも含めて自己責任
のはず
日本で認められていない取引をするなら
かなりのリスクを覚悟するのは当然だと
思う。
とはいうものの、私もFXの外国業者で
自動売買のシステムを運用しているので
それが飛ばされたら・・・
立ち直れないかも Σ( ̄ロ ̄lll)
もし海外業者でバイナリ-オプションを
するなら、
還元率やボーナスの大きさよりも、
入出金のトラブルが少ない業者を選び、
そこに投資する金額も最悪の場合を
想定して、くれぐれも慎重に
取り組んで下さい。

