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2016年08月24日

トレードで8割の人が負けてしまうのは何故か?(3)

トレードで勝ち組になるには
リスクリワード比を1.0以上に
する事が有利なのですが

リスクリワード比(レシオ)と
勝率の組み合わせの目安となる
データとして、
バルサラの破産確率表があります。

バルサラ破産確率表

表をみていただくとリスクリワード比(損益率)
と勝率をクロスした枠に数値があります。 

この値はリスクリワード比と
勝率の組み合わせから
すべての資金を失う確率=破産する確率
をあらわしています。

これはナウザー・バラサラという数学者が
著書「Money Management Strategies for 
Futures Traders」で紹介した破産確率です。

現在のリスクリワード比と勝率で
トレードを続けていた場合に
どのくらいの確率で全部の資金を
失ってしまうのかがわかる表です。

資金を失うとトレードができなくなり
退場することになるので、
トレードの世界から退場する確率と
言ってもいいでしょう。

バルサラの破産確率を計算するために
必要な情報は以下の3つです。

1.勝率
 トレードを行った時に勝つ
 (利益確定できた)確率
2.損益比率
 勝った時の利益額と負けた時の
 損益額の比率(リスクリワード比)
3.リスク
 1回のトレードに対して、資産の何%の
 負けまで許容するか(リスク許容度)

バルサラの破産確率では、勝敗率が50%で
損益比率が1:1であってもリスク許容度に
よっては破産確率が100%になると
いわれています。

勝つ確率も負ける確率も同じで、
勝った時と負けた時の比率も同じであれば
資産は増えることも減ることもないと
思うのですが、何故破産してしまうのか?

その答えはリスク許容度にあります。

本当に勝率50%、損益比1:1で
破産するのか計算してみます。

始めの資産を100とし
リスク許容度は大きめに設定して
10%とします。

①勝率:50%
②損益比:1:1
③リスク:10%

すると、トレード10回で
100の資産が95.1に減り、
50回で77.8に

100回繰り返したところで
資産は60になり、

200回で36にまで減ります。

なぜこのような結果になるのか?

それはトレードで負けて資産の10%が
減った後に、その資産を元に戻すには
10%の勝ちでは足りないからです。

資産が100の時に負けると
100×(1-0.1)=90
になります。

次に勝って資産が10%増えても
90×(1+0.1)=99
にしかなりません。

先に勝ったとしても
100×1.1=110
次に負けると110×0.9=99
となり、全く同じ結果になります。

これを繰り返すと2回に1回勝ったとしても、
資産は少しずつ減っていくのです。

この結果はリスク許容度が大きいほど
早く出ます。

例えば、リスク許容度が50%だったら
10回繰り返すだけで
100の資産が23になってしまいます。

反対にリスク許容度を1%にすると
1000回繰り返しても
資産は95残ります。

この結果から、
リスクをどこまで許容するかにより
破産する確率は大きく変わります。

この為、リスク許容度を1%としても
表中の青い枠より右、破産確率0になる
リスクリワード比と勝率の組み合わせを
目指す必要があります。

これまでのトレード実績を
表にあてはめて、破産確率が高い場合には
トレードの見直しを行いましょう。