複利には以前に紹介した
「72の法則」という言葉があります。
ルカ・パチョーリという、イタリアの数学者
(「会計の父」と呼ばれています)が、
1494年に「スマム」と呼ばれる数学書で
述べたものといわれています。
元本を運用で2倍にする年数は下記の式で
計算できるというものです。
元金が2倍になる年数 =72 ÷ 金利
例えば、
10%の運用をした場合は、約7.2年
6%の運用をした場合は、約12年
3%の運用をした場合は、約24年
この様に複利は加速度的に資産を増やす事が
できます。
ちなみにつみたてNISAは期間20年、
20年で元本を2倍にするには3.6%の運用が
必要になります。
そこで年利3.6%を目標に投資先の
ポートフォリオを考えるという形で
目標を定める事ができます。
株式で運用する場合は値動きの上下が大きいため、
簡単には計算しにくいのですが、
REITや債券中心の商品、バランス型の
インデックスファンドなどを組み合わせて
検討するのがいいでしょう。
この様に中長期投資では、
複利効果を活かしながら、
資産をじっくり増やす事ができます。