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2017年03月05日
AIを活用した投資信託
AI活用ファンド「Y jamプラス!」を
紹介しましたが
米系運用会社、ゴールドマン・サックス・
アセット・マネジメント社が
2月24日に人工知能(AI)が運用する
公募投資信託を設定しました。
膨大なデータを分析し、有望な投資先を
AIが選択します。
日本を含む先進国の株式200銘柄程度を
選んで投資し、市場平均を上回る
投資収益を目指します。
ファンド名は
「GSグローバル・ビッグデータ投資戦略」
SMBC日興証券など大手証券から
国内の個人投資家向けに販売します。
ゴールドマン・サックスは、2008年から
AIを運用に導入し、AIが運用する投信を
米国や欧州で販売しています。
投資先の選択に人間が日常的に使う言語を
コンピューターに処理させる
「自然言語処理」を活用しています。
これまでに100万本以上の
アナリストのリポートや2600万件以上
のニュース記事を処理していて、
この膨大な情報に基いて、企業の収益性や
株価が割安かどうかを判断します。
同じAIが運用する米国での投信の実績は
騰落率(米ドルベース)は過去1年で5.8%、
3年で28.1%でした。
AIを投資判断に活用する投信は、
三菱UFJ国際投信など国内運用会社も
次々に設定していますが
実績のあるゴールドマン・サックスの参入で、
AIを活用したファンドの競争が
激しくなりそうですね。
今後も意識して実績の推移を見ていきます。
2016年11月25日
ついにAI投資信託が販売されます。
こんばんは ゴローです。
アストマックス投信投資顧問が、
株式会社Magne-Max Capital Managementが
開発した人工知能運用モデルと、
ヤフー株式会社のビッグデータを活用した
公募型投資信託、「Y jamプラス!」という
公募型投資信託を設定・運用することに
なりました。
募集開始日は11月28日
当初は、ふくおかフィナンシャルグループの
福岡銀行、熊本銀行、親和銀行、
ふくおか証券を通じて募集・販売が行われ、
運用開始日は12月20日となっています。
ご存知の様にAIの技術は大きく進化
していて、チェスでは世界チャンピオンを
倒すほどになっています。
一方、ヤフーは莫大な検索データや
Webサイトでの購入データを
ビッグデータとして持ち、
Web広告の自動表示などに利用している
Web広告の自動表示などに利用している
最もビッグデータを活用している企業です。
これらの技術やノウハウを資産運用に活用
していく訳ですから期待も高まります。
この運用モデルの特徴は、
市場のゆがみを探索し、
将来大きく伸びるスター銘柄を
発掘するところにあります。
将来大きく伸びるスター銘柄とは、
アナリスト評価の変更や、株主還元策の発表
といったイベントで投資家の注目度が高まり、
今後の株価の上昇が高い確度で
期待できる銘柄です。
これをビッグデータの解析によって
発掘するのです。
そこに、月間で700億ページビューの
ポータルサイト、ヤフージャパンが
保有しているビッグデータと
高性能なコンピューター環境が
活用されるのです。
主要投資対象は、国内外の金融商品取引所に
上場されている株式です。
もう一つの特徴は、運用管理費用が
アクティブ型にしては割安な水準に
なっていることです。
投資信託の運用といえば、
ファンドマネジャーと呼ばれる
運用のプロフェッショナルが、
アナリストのリサーチで上がってきた
企業情報を吟味し、自らも企業訪問を
繰り返したうえで、投資先を選定するという
流れでしたが、
「Y jamプラス!」は、
こうした銘柄選定のための
材料をビッグデータ解析で行い、
AIを実装した運用モデルが銘柄を
選定します。
人手を介さない分、比較的、運用管理費用が
割安に抑えられる訳です。
購入時の手数料は、基準価額に3.24%を
上限として販売金融機関が決めることに
なっていて、
上限で決まると割高感がありますが、
運用管理費用が年0.9936%というのは、
アクティブ型ファンドの一般的な料率に比べ
割安な水準です。
運用が始まってみないと
実際のパフォーマンスがどうなるのか
予想もできませんが
運用期間が進むにつれて、AIの学習能力が
発揮され、パフォーマンスが高まっていく
発揮され、パフォーマンスが高まっていく
期待があります。
果たして、
資産運用の世界で、
資産運用の世界で、
人間の頭脳と人工知能のどちらが
勝っているのか、
運用開始後の実績に
注目したいと思います。