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2018年07月30日
「投資信託」をやっている人の半数が損をしている?
そんな日経新聞の記事を見て
驚きました。
でも記事をよく読んでみて納得しました。
投資信託を購入した人の半数が
損をしているようです。
私は投資信託は比較的堅実な
投資の手段だと思います。
それは、低額しか投資できない個人でも、
バランスよく多くの銘柄や金融商品に
投資でき、一定額ずつ積み立てる事で、
ドルコスト平均法も活用できるからです。
また、複利の効果も使えるので、
長期的に継続すれば、
ほぼ間違いなくある程度の利益を
得ることができる商品です。
加えて、保有しているだけで、
運用会社が日々市場をチェックし、
構成金融商品を入れ替えてくれるので
本業があり、マメに市場動向を確認できない
人には、理想的な投資商品だと思います。
それなのに、「半数が損をしている」のは
なぜなのでしょうか?
結論から言うと
その大きな原因は、長期保有している人が
少ない事にあります。
具体的には
①銀行が解約と新たな投資信託の購入を勧めている
彼らは販売手数料を収入源にしていますから。
銀行にとっては、投資信託を購入してもらう
タイミングしか利益になりません。
その上、個人の資産情報を持ち
大きな信用を持っています。
そんな銀行が、新たな投資信託が販売されるたびに、
現在保有のものを解約させてでも。
積極的に購入を勧めているようです。
②販売手数料が高い投資信託が勧められている
これも①と同じ理由です
銀行が顧客の利益よりも自身の利益を
優先しているということです。
③毎月分配型投資信託が多く売られている
この商品は「分配」という言葉がポイントです。
この商品が利益が出ていても出ていなくても
分配する商品として理解している人が
少なすぎます。
利益が足りない状態で「分配」を続ければ
だんだん基準価額がすり減っていって
実質的は資産が減少する訳です。
④信託報酬が高い投資信託が多く売られている
信託報酬とは、投資信託の運用会社に支払う
手数料のことです。
これが高い分運用成績が良ければいいのですが
必ずしもそうとは言えません。
しかも、毎月分配する為の作業を
行う事もあり、
信託報酬は「毎月分配型」の方が、
が高い傾向にあります。
一つ間違えると「毎月分配型」じゃなくて
「毎月部分解約型」の様になってしまう訳です。
日経新聞の記事は金融庁の発表が
基になっています。
気になるのは、調査の対象となった
「投資信託の顧客」の年齢層です。
このレポートでは不明ですが
高齢者が多いのではないでしょうか?
高齢者は長期投資できませんし
彼らは銀行が好きで、ネット証券を
調べる方も少ないでしょう。
ネット証券は手数料が安く、
へんな勧誘もされません。
退職金を預けた銀行に
資産状況を知られ、
「不労所得」などと言われて
毎月分配型投資信託を購入している方も
多いのではないでしょうか。
本来、投資信託は長期の積み立てて使えば、
かなり優れた金融商品なのです。
例えば、リーマンショック前に
インデックスファンドを購入した友人は
一時40%も資産価値が下がって
落ち込んでいましたが
損切りせずにいたところ
現在はしっかり利益が出ています。
そういう使い方をしている顧客が、
得しているのか損しているのかも
知りたいですね。
銀行での調査では残念な結果になっていますが
手数料の低い投資信託の長期保有による
資産形成の効果は大きい事を知って下さい。
2018年07月14日
複利の効果
複利には以前に紹介した
「72の法則」という言葉があります。
ルカ・パチョーリという、イタリアの数学者
(「会計の父」と呼ばれています)が、
1494年に「スマム」と呼ばれる数学書で
述べたものといわれています。
元本を運用で2倍にする年数は下記の式で
計算できるというものです。
元金が2倍になる年数 =72 ÷ 金利
例えば、
10%の運用をした場合は、約7.2年
6%の運用をした場合は、約12年
3%の運用をした場合は、約24年
この様に複利は加速度的に資産を増やす事が
できます。
ちなみにつみたてNISAは期間20年、
20年で元本を2倍にするには3.6%の運用が
必要になります。
そこで年利3.6%を目標に投資先の
ポートフォリオを考えるという形で
目標を定める事ができます。
株式で運用する場合は値動きの上下が大きいため、
簡単には計算しにくいのですが、
REITや債券中心の商品、バランス型の
インデックスファンドなどを組み合わせて
検討するのがいいでしょう。
この様に中長期投資では、
複利効果を活かしながら、
資産をじっくり増やす事ができます。
2017年09月02日
「投資で大損」その時あなたはどうしますか?
ある雑誌の記事で
「投資で大損したときに
あなたならどうするか?」
あなたならどうするか?」
というのがありました。
確かに興味深いテーマです。
この質問に著名なFPが回答しているのですが
その内容が・・
「投資で損失をだしたことを
家族に相談しましょう。
それで家族の絆が深まります」
だそうで
「実は、父さんが上がると思って買った株が
暴落して大損してしまったんだ。
すまんが、今日から家族みんなで
節約に協力してくれないか」
そしたら嫁が
「そうね、携帯も安いプランに変えて、
みんなで節約しましょう!」
なんて言うわけない(爆
罵倒されて、小遣い減らされて
バイトでもして穴埋めしろと
凄まれるのがオチでしょう(笑
投資で100%の勝率はありません。
たとえトータルでは勝っている人でも、
負けが込んでいる時期もあるし、
失敗もします。
投資に失敗した時
人はどうやってその局面を
乗り越えているのか?
それは大きく2つのタイプに
分かれるのではないでしょうか
分かれるのではないでしょうか
ひとつは
「いつか風向きは変わる」と
考えてじっくり構える人
もうひとつは
不安に駆られてしまい
焦るタイプです。
じっくり構える人というのは
投資から撤退しないという事です。
先程のFPは
「運用の損を運用で取り返そうとしないこと」
とも指摘していましたが
「損失を取り返そう」という気持ちが
強過ぎると、冷静な判断ができなくなります。
そしてハイリスク・ハイリターンの取引を
してしまうのですが
してしまうのですが
そんな時に限って勝てないものです。
その点では正しいと言えるかもしれません。
ですが、私の意見としては
「運用の損は運用で取り返すしかない」と
思います。
サラリーマンが小遣い銭で買った
投資信託で損失を出した場合は
投資から撤退しても給料でリカバリーできる
でしょう
でも退職し、給料が入ってこなくなった
年金生活者が運用の損を
「運用以外で取り返す方法」など
ありません
まずは失敗を認める事
そのうえで、失敗の原因を冷静に分析し
繰り返さない様にすること
それが最も大切だと思います。
運用の損は運用でしか取り返せません
でも、運用資金を全て溶かしてしまったら
再起不能になります。
そうならないために大切なのが
「卵を一つの籠に盛らない」こと
冷静になり、時として
勇気ある撤退を決断すること
そして最も重要なのは、
次のチャンスを見逃さないことです。
失敗すると、慎重になりすぎて
チャンスをみすみす見逃してしまう事が
あります。
失敗の後にこそチャンスがくるのが
相場というもの
次のチャンスを見逃さない様に
失敗の後は冷静に対処していきましょう。
2017年07月30日
72の法則
あなたは72の法則を知っていますか?
有名な法則なので、知っている方も
多いかもしれません、
72 ÷ 金利 ≒
お金が2倍に増えるまでの期間
こんな簡単な式で、金利によって
今持っているお金が2倍になるまでの期間が
計算できます。
※この式は複利で運用する事が前提です。
過去には金利が6%くらいの時期もありました。
72 ÷ 6 = 12
12年預けているだけで
お金が2倍になった訳です。
72の法則を使って、
ある金融機関の定期預金の利率0.1%で、
資金を元本の2倍にするために
かかる期間を計算してみる。
72 ÷ 0.1 = 720
なんと720年かかります(笑
逆に20年後に2倍にしたい時に
必要な利率はというと
72 ÷ 20 = 3.6%
複利で年利3.6%増やせれば実現できます。
年利3.6%なら、上手に資産運用すれば
実現できるかもしれません。
複利は時間を味方につけると
大きな効果を発揮します。
72の法則を上手に活用して
資産を増やす目標と期間から
目指すべき運用利率を考えてみるのも
いいでしょう
いいでしょう
2016年12月24日
お金持ちはなぜかローンで家を買う?
普通の人はローンの金利を少なくしたいと
考えて、なるべく多くの頭金を入れて
家を買おうとします。
また、金利がもったいないと感じ、
借金を少しでも早く無くしたいと考えて、
お金が貯まれば繰り上げ返済をします。
お金が貯まれば繰り上げ返済をします。
しかし、資産数十億円を持った
ある経営者は、家を買うなら
「必ずローンで買う」と言います。
「必ずローンで買う」と言います。
その訳は、
35年固定のローン金利が3%として、
彼は自分のお金を年利10%以上で
運用できるからです。
つまり彼は、10%以上で運用できる
自分のお金をわざわざ減らして、
お金が増えるわけでもない家を
現金で買うような無駄な事は
しないという訳です。
だからといって「家はローンで買え」
と言うわけではありません。
住宅ローンの金利以上で運用することが
できない人は、現金一括払いをして、
その金利を払わない方が得です。
ただ、ビジネスや投資で高い利回りを
出せる人なら、家の購入に回す自己資金は
極力小さい方が資金効率がいいと
いうことです。
もちろん、飛び抜けた富裕層は
キャッシュで買いますが、
普通の人はお金がないので、
仕方なくローンで買います。
こういう人は資金を運用することも
できないので、ただ高い金利を
払わされ、お金を失うだけに
終わってしまう訳です。
そして富裕層は投資用不動産も
ローンを組んで買います。
資産があるからこそ信用があり
ローンが組めます。
ローンの返済は家賃収入で補えるので、
必要なのは頭金だけ
結果、家賃からローンや経費を
引いた残りは自分の利益となり
ローンを完済すれば、
いくらで売却してもお金が
手元に残ります。
これは銀行という他人のお金を使って
貯金を増やしているようなものです。
ある資産家が言うには、
「お金を増やすのに自分のお金を使うなんて
もったいない。
自分のお金は使わず、他人のお金を使って
増やすのが資産運用」
だそうです(^_^;)
そんな富裕層を目指したいものです。
2016年09月12日
ツカサのウィークリーマンション
こんにちは ゴローです。
40代以上の方なら覚えていると
40代以上の方なら覚えていると
思いますが
バブル期の80年代
下記のCMが盛んに流れていました。
4400111(ヨンヨンマルマルワンワンワン)♪
そうツカサのウィークリーマンションです。
当時ツカサの社長は、アメリカで家具付き
賃貸アパートに住んでいた経験を活かして
日本で初めて家具・家電付きのマンションを
週単位で貸し出す
ウィークリーマンションの事業をはじめて
大成功を収めました。
当時は、大手都銀が
「是非4億、5億を借りて
新しいマンションを作ってください」
と、こぞって融資を勧めに来て
都銀の役員クラスが
「私どもが融資する訳ですから、
御社が潰れる訳がありません」
とも言われたそうです。
業績が絶好調だった事もあり、積極的に融資を受けて
事業を拡大していきました。
結果、資産は3000億円に
ところが不動産バブルが行き過ぎている
との判断から、
当時の大蔵省が銀行に対して
不動産融資の総量規制を行政指導した事から
状況は一転
ある日
「私どもが融資する訳ですから、
御社が潰れる訳がありません」
と、言った銀行から呼び出され
その言葉を言った役員クラスではなく
その時に一緒に来ていた若手行員が出てきて
「借り過ぎです。
今すぐ御社に融資した5億円を引き揚げます。
明日までに全額返済してください。」
と言われ
その後、融資を受けていた他の銀行からも
次々融資の引き上げを通告されたのです。
そんな、バカな、銀行の野郎!
と怒ったものの
物件を売って返済しようにも
17棟が建築中で売ることも出来ず
必死に資金調達先を探しました。
社長はアメリカの大学に通っていた
ことがあり
アメリカでも融資に応じてくれる会社を
探した結果
やっと、そういう会社を見つけ
なんとか生き延びてました。
ところが、今度は数年後その会社が
経営破たん
その会社とは、あのリーマンブラザーズ
だったのです(^_^;)
会社はあえなく倒産
社長は全ての財産を没収された上で
自己破産
調子のよい時代に結婚した元CAの奥様からも
三下り半
当時の行政指導の詳細は分かりませんが
今後の融資を締めるという規制ではなく
現に融資しているものを今すぐ返せというのは
滅茶苦茶な話です。
そして、もし、
今後、そういうことが行われたら
融資を引いて事業用不動産を買っている
不動産投資家は大変な事に(-_-;)
居住用の住宅ローンでこの様な事が
起きる事はないと思いますが
不動産投資をしている方は
金銭消費貸借契約の契約書を隅々まで読んで
そういう可能性がないのかを確認しておいた方が
いいかも知れません。
いずれにしても銀行はリスクを取る様な
契約はほとんどしません。
その点は頭に入れておいて下さい。
2016年08月24日
トレードで8割の人が負けてしまうのは何故か?(3)
トレードで勝ち組になるには
リスクリワード比を1.0以上に
する事が有利なのですが
リスクリワード比(レシオ)と
勝率の組み合わせの目安となる
データとして、
バルサラの破産確率表があります。
表をみていただくとリスクリワード比(損益率)
と勝率をクロスした枠に数値があります。
バルサラの破産確率表があります。
表をみていただくとリスクリワード比(損益率)
と勝率をクロスした枠に数値があります。
この値はリスクリワード比と
勝率の組み合わせから
勝率の組み合わせから
すべての資金を失う確率=破産する確率
をあらわしています。
これはナウザー・バラサラという数学者が
著書「Money Management Strategies for
Futures Traders」で紹介した破産確率です。
現在のリスクリワード比と勝率で
トレードを続けていた場合に
どのくらいの確率で全部の資金を
失ってしまうのかがわかる表です。
失ってしまうのかがわかる表です。
資金を失うとトレードができなくなり
退場することになるので、
トレードの世界から退場する確率と
言ってもいいでしょう。
バルサラの破産確率を計算するために
必要な情報は以下の3つです。
1.勝率
トレードを行った時に勝つ
(利益確定できた)確率
2.損益比率
勝った時の利益額と負けた時の
損益額の比率(リスクリワード比)
3.リスク
1回のトレードに対して、資産の何%の
負けまで許容するか(リスク許容度)
バルサラの破産確率では、勝敗率が50%で
損益比率が1:1であってもリスク許容度に
よっては破産確率が100%になると
いわれています。
勝つ確率も負ける確率も同じで、
勝った時と負けた時の比率も同じであれば
資産は増えることも減ることもないと
思うのですが、何故破産してしまうのか?
その答えはリスク許容度にあります。
本当に勝率50%、損益比1:1で
破産するのか計算してみます。
始めの資産を100とし
リスク許容度は大きめに設定して
10%とします。
①勝率:50%
②損益比:1:1
③リスク:10%
すると、トレード10回で
100の資産が95.1に減り、
50回で77.8に
100回繰り返したところで
資産は60になり、
200回で36にまで減ります。
なぜこのような結果になるのか?
それはトレードで負けて資産の10%が
減った後に、その資産を元に戻すには
10%の勝ちでは足りないからです。
資産が100の時に負けると
100×(1-0.1)=90
になります。
次に勝って資産が10%増えても
90×(1+0.1)=99
にしかなりません。
先に勝ったとしても
100×1.1=110
次に負けると110×0.9=99
となり、全く同じ結果になります。
これを繰り返すと2回に1回勝ったとしても、
資産は少しずつ減っていくのです。
この結果はリスク許容度が大きいほど
早く出ます。
例えば、リスク許容度が50%だったら
10回繰り返すだけで
100の資産が23になってしまいます。
反対にリスク許容度を1%にすると
1000回繰り返しても
資産は95残ります。
この結果から、
リスクをどこまで許容するかにより
破産する確率は大きく変わります。
この為、リスク許容度を1%としても
表中の青い枠より右、破産確率0になる
リスクリワード比と勝率の組み合わせを
目指す必要があります。
これまでのトレード実績を
表にあてはめて、破産確率が高い場合には
トレードの見直しを行いましょう。
2016年08月18日
トレードで8割の人が負けてしまうのは何故か?(2)
前回の記事に書いた様に
人間の本能から
人間の本能から
含み益は早々に決済したくなり、
含み損はなかなか決済できず
引き伸ばしてしまう
その結果、損大利小になってしまう事が
トレードに負けてしまう大きな要因です。
では、どの様に対応したらいいのか
FXトレードの場合で説明します。
リスクリワード比率という言葉があります。
これはトレードにおける利益と
損失の比率の事です。
利益の平均が10pips、損失の平均が20pipsの
リスクリワード比率は
10÷20=0.5
逆に利益の平均が20pips、損失の平均が10pips
の場合、リスクリワード比率は
20÷10=2.0になります。
ここで損益がプラスになる勝率を計算すると
リスクリワード比率が0.5のトレーダーは
勝率が67%以上
リスクリワード比率が2.0のトレーダーは
勝率が33%以上
となります。
つまりリスクリワード比率が高ければ
勝率が50%以下でも勝ち組みに
なれるのです。
例えば、常にTP(利益確定)を20pips、
SL(損切り)を10pipsに設定してエントリーする。
SL(損切り)を10pipsに設定してエントリーする。
リスクリワードは2.0です。
これで33%以上の勝率になれば
損益はプラスになります。
具体的なpips数の幅は、トレードのサイクルや
利益目標によって異なり
TP:40pips、SL:20pipsでも構いません。
では勝率33%以上になるエントリータイミングを
見つけるにはどうすれば良いのか?
やはり基本はチャートのテクニカル分析を
学ぶ事でしょう
テクニカル分析に基づいたエントリーの手法は
様々なものがあり、どれが絶対というものでは
ありませんが
・ダウ理論、エリオット波動などの
基本的な理論
・移動平均足、MACDによるトレンドの判断
・RSI、ストキャスティクスなどの
オシレーター
・レジスタンス、サポートといった
ラインの考え方
については知っておく必要があります。
あとは経験を積みながら、勝率の高い
エントリーポイントを見つけます。
常に一定のリスクリワードで
エントリーしていけば
感情を極力排除して、勝率の高い
エントリーポイント探しに集中できます。
この様にリスクリワードが高ければ
勝率が低くても最終的に利益が出ます。
損小利大を目指しましょう!
2016年08月14日
トレードで8割の人が負けてしまうのは何故か?
投資の世界では「勝ち組は2割しかいない」
と言われていますが、それはどうしてなのか?
そこには明確な理由があります。
ここでは一番わかり易い株式の
トレードで説明します。
投資家がある銘柄を購入した後、
株価の動く方向は上昇するか下落するかの
2つだけです。
様々な条件は別として確率は5割です。
しかし、投資の世界では
「8割の人が損をする」のです。
ある銘柄を購入した後、次の値動きが
上昇か下落か5割の確率で動くとすれば、
その条件の中で8割の人が損をする
というのは、不思議な気がします。
実はそうなってしまう要因には
投資家の心理が影響しています。
投資家の心理とはどの様なものなのか
・100万円の含み益が出ている状況
・100万円の含み損を抱えている状況
という2つの例で説明します。
1.含み利益が出ている状態
100万円の含み利益を保有している投資家が
最も気にする事ことは
「この利益は無くならないだろうか」という
“利益の減少”に対する心配です。
投資家は、この心配が常に頭をよぎり
この含み益が減らないうちにと
決済を急ぎ投資を終えます。
利益を失いたくない一心で、
早々に利益確定を行う訳です。
2.含み損を保有している状態
100万円の含み損失を保有している投資家が
最も気にすることは、
「これを決済すれば損失が確定してしまうので、
決済をせずに価格が元の買値まで戻ってほしい」
というものです。
この状況を耐え忍び、含み損失の確定を
先送りして、価格が元に戻るのを待つのです。
いわゆる「塩漬け」と呼ばれる株は、
こうして生まれます。
この様な心理と行動は、
投資家の典型的なパターンであり
この様な行動をしてしまうのは
人間の本能からくるものです。
人間は
「生存の可能性が高くなるものを手に入れ、
生存の可能性が低くなるものを避ける本能」
を持っています。
つまり、
「人は痛みを避けて快楽を得ようとする」。
これが人の本能であり、
投資家は本能に従い行動してしまって
いるのです。
その結果、
投資家は含み利益が出た株ばかりを決済し、
含み損失が出た株保有は決済せずに、
そのまま保有を続けてしまうのです。
この様な行動を続ければ、
いつのまにかこの投資家の保有株式は、
含み損だけの銘柄になってしまいます。
しかも、含み損を抱えた銘柄が
いつか購入価格まで戻るのかというと、
それは誰にも分かりません
そしてある時市場が大きな下げトレンドに
見舞われた時、
「購入価格に戻るまで耐えよう」と思っていた
投資家が損失の拡大に耐えられなくなり、
損失の拡大から逃れたい一心で
その銘柄を決済し、
膨大な損失が計上されます。
これが塩漬け株を持ち続けた投資家の
典型的な末路となります。
こうして、投資家は小さく利益を確定し、
大きい損失に打ちのめされ、
最終的に損をする事になってしまうのです。
この法則から逃れるには、
価格変動の性質を理解し、自信を持って
利益を大きく伸ばし、勇気を持って
損失を小さく確定しなければなりません。
本能に逆らうには、強い心を持ち
トレードの根拠となる市場や価格変動に
対する深い洞察力が必要となります。
自分の勝ちパターンを見つけ
マイルールを作り上げて
感情的なトレードを少なくする事を
目指しましょう。
感情を排除するという意味では
優秀なシステムトレードを
見つけて運用するというのも
一つの選択技です。
私も裁量トレードに関しては、
まだ試行錯誤の最中ですが、
しっかりしたマイルールの確立を
まだ試行錯誤の最中ですが、
しっかりしたマイルールの確立を
目指しています。
2016年08月09日
投資信託(ファンド)目論見書の読み方
投資信託の内容を説明する資料が
「目論見書(もくろみしょ)」です。
投資信託を買う際に、投資家は読む事を
を義務づけられています。
その投信(以下ファンドと呼びます)
が何に投資しているのか、
どのように運用し、リスクは何か、
手数料や税金はいくらかなど、
重要なことが記載されています。
ところが、数多くの事が記載がされていて
わかりづらい事から、あまり読まずに
購入される方が多いのが現実です。
購入される方が多いのが現実です。
自分の大切なお金を投資するのですから
商品の内容をできるだけ理解し
納得した上で購入しないと
損失を出してしまった時に後悔しても
後の祭りです。
そこで目論見書を読む時のポイントを
説明します。
どのファンドでも目論見書に記載される項目と
順序はすべて統一されていて、
「ファンドの目的・特色」「投資のリスク」
「運用実績」「手続・手数料等」の4つです。
ここでは、「投資のリスク」「運用実績」
「手続・手数料等」の3つの項目の中で
見るべき点をを説明します。
1.運用実績
運用開始からの騰落率や、
設定来の基準価額(投信価格)、
純資産額(投資残高)の推移など、
ファンドの運用状況がわかります。
見るべきポイントは
①基準価格と純資産の推移
これは値動きの大きさとトレンドを
見ましょう
基本的には上昇トレンドが続いている事
但し、短期間の値動きがあまり大きい
商品はリスクも大きい事を意識しましょう
②分配金の推移
チェックするのは、そのファンドがどの様に
分配を出しているかです。
後述するリスクの項目でも説明していますが
分配金が多ければいいというものでは
ありません。
分配金が常に多い場合、運用実績が悪い時にも
高い分配金を出している場合もあるので、
注意が必要です。
③資産状況
このファンドが投資している資産や
通貨の比率が書かれています。
大きな比率を占めているの資産は何なのか、
株式ならどの銘柄なのかなどが分かれば
どの様なリスクや伸長期待率があるのかも
想定できます。
例えば株式の業種別投資比率で
今後伸びそうな業種の比率が高ければ、
基準価額の伸長が期待できる。
今後伸びそうな業種の比率が高ければ、
基準価額の伸長が期待できる。
外国株の比率が大きければ、為替変動の
影響を受け易いなどといった事を確認
しましょう。
しましょう。
④年間収益率の推移
年間収益率はファンドの価値が1年間にどの程度
上下しているかを表しています。
ただ、目論見書は半年に1回の発行なので
直近の状況は掴む為に
ネット証券や運用会社のホームページで
チャートや月報(または運用報告書、
マンスリーレポートなど)を見ましょう。
特に今年のように為替レートや株価が
大きく変動している状況では
直近の実績もチェックするべきです。
加えて運用成績の優劣を判断する為
他の同じタイプのファンドと比較しましょう
ただ、その場合は、半年、1年の短期でなく、
設定来など長期で比べることが重要です。
良い運用実績が将来も続く保証はありませんが、
投信の運用は長期にわたり運用担当者が
変わらないので、重要な判断材料になります。
2.「投資リスク」
リスクというと値下がりなどネガティブな印象を
受けますが、 上がる可能性を含む
「変動要因」と考えて下さい。
分配金を出す投信の場合、まず確認したいのが
「分配金額の一部または全部が実質的に
元本の一部払戻しに相当する」
の記述の有無です。
継続して高い配当金を出していても
この記述があると、元本を取り崩して分配金を
支払っている可能性があり、
合計すると結局損をしているということも
あるので 注意しましょう。
ほかに挙げられているのは、
価格、金利、為替などの変動リスクで、
投資には当然伴うものですが、
金利と為替の変動に対し
どの程度影響を受けるかを
把握しておきましょう。
例えば円安や金利上昇を見込んで
米国株など海外資産で運用する投信を
買った場合、
各国の金融政策の変更などで
想定が根底から覆ることがあります。
その場合は、損失を覚悟で売却したり、
価格が下がったところで追加購入して
平均購入額を下げるなどの対応う
検討するべきでしょう。
また、カントリーリスクや流動性リスクは、
大災害・政変や企業の国有化、金融不安などの
深刻な事態が生じたときに発生します。
そうなると投信価格が大きく値下がりする事は
認識しておく必要があります。。
3.「手続・手数料等」
最後の項目「手続・手数料等」も大切です。
購入時手数料は投信のリターンそのものに
大きく影響するので注意する必要があります。
株価指数などに連動する形で運用する
パッシブ運用型の投信(インデックスファンド)
は、比較的低コストですが、
市場平均を上回る運用を目指す
アクティブファンドでは
3%前後と高いものが多くなります。
つまり購入後1年は、リターンが3%以上で
初めて利益が出るということです。
さらに、「信託報酬率」はアクティブファンドで
1.5%%前後のものが多いのですが、
これは毎年発生するコストです。
最低でもこれらコストの合計を超える
リターンがでないと損益はマイナスになります。
ファンドを選ぶ場合には運用実績と併せて、
購入手数料と信託報酬をチェックし、
実質のリターンを比較して下さい。
ここまで見てきたように、目論見書を読むのは
大変ですが、ポイントを押さえれば、
ファンドの内容を理解する事ができます。
大切な自分の資産を守るために
ファンドを購入する時は、月次報告書とともに
必ず目論見書を読んで確認しましょう。
必ず目論見書を読んで確認しましょう。